レッズ

作品情報

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レッズでのジャック・ニコルソン

原題:REDS
監督: ウォーレン・ベイティ
製作: ウォーレン・ベイティ
製作総指揮: サイモン・レルフ
脚本: ウォーレン・ベイティ、トレヴァー・グリフィス
撮影: ヴィットリオ・ストラーロ
音楽: スティーヴン・ソンドハイム、デイヴ・グルーシン
上映時間 :196分
1981年/アメリカ映画
出演:ウォーレン・ベイティ 、ダイアン・キートン 、ジャック・ニコルソン、エドワード・ハーマン、モーリン・ステイプルトン

アメリカに共産主義に対する巨大な恐怖が存在した20世紀の初頭、グリニッヂ・ビレッジの急進的な一派に加わり、若くして人生を駆け抜けたアメリカ人青年の物語。彼の名はジョン・リード(ウォーレン・ベイティ)、「世界を震撼させた十日間」を記した作家であり、ロシアにおけるボルシェヴィキ革命に係わった政治家でもありました。リードの夢は労働者を革命へと駆り立てること。モスクワではクレムリンに埋葬され、偉大な共産主義者として語られた人物です。

レッズでのウォーレン・ベイティ

登場人物が討論を重ねて真理を論証する政治的な部分は、マルクス主義の脚本家トレヴァー・グリフィスが受け持ったと思われます。政治的要素が物語の中核をなす一方で、リードとその恋人ルイーズ(ダイアン・キートン )の激しい恋模様がドラマチックに描かれています。ルイーズは夫を捨て世界の果てまでリードと運命を共にした情熱の女。勤勉で崇高な向上心を持つフェミニストです。

レッズでのダイアン・キートン

リードとルイーズの間に割って入ったのが劇作家ユージン・オニール(ジャック・ニクルソン)。彼もまた実在の人物で、なんと1936年にノーベル文学賞を受賞しています!道理で知的なはずだ(笑)。グリニッヂ・ビレッジの連中が社会的大義名分を熱く論じている横で、ひとり冷めた表情をみせるニヒルなボヘミアン。「独占も嫉妬もしない。君は誰と寝て暮らしてもいい。私など奴隷だ。できれば殺したい。」・・・なんて愛の歌をルイーズに送っています。

冒頭やカットの合間に、インタビューという形で、当時を知る人たちに歴史を語らせているパートは、本作をドキュメンタリー風に仕上げるための重要な構成要素となっています。これにより歴史ドラマとしての色合いが濃くなり、アメリカ左派の発展と衰弱を見て取る事ができます。アメリカは資本主義を立脚した大国です。リードたちの運動は進歩の前兆であり希望の光だったのですね。ウォーレン・ベイティ 監督が商業的な力を使って(笑)イデオロギーの世界を叙事詩風に描いた大作。1981年のアカデミー賞で12部門にノミネートされ、監督賞、助演女優賞、撮影賞を獲得しています。


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作品INDEX】

リトル・ショップ・オブ・ホラーズ(60)
忍者と悪女(63)
古城の亡霊(63)
旋風の中に馬を進めろ(66)
銃撃(66)
爆走!ヘルズ・エンジェルス(67)
聖バレンタインの虐殺/マシンガン・シティ(67)
白昼の幻想(67)
ジャック・ニコルソンの嵐の青春(68)
イージー・ライダー(69)
晴れた日に永遠が見える(70)
ファイブ・イージー・ピーセス(70)
愛の狩人(71)
キング・オブ・マーヴィン・ガーデン(72)
さらば冬のかもめ(73)
チャイナタウン(74)
さすらいの二人(75)
Tommy/トミー(75)
おかしなレディ・キラー(75)
カッコーの巣の上で(75)
ミズーリ・ブレイク(76)
ラスト・タイクーン(76)
ゴーイング・サウス(78)
シャイニング(80)
郵便配達は二度ベルを鳴らす(81)
レッズ(81)
ボーダー(81)
愛と追憶の日々(83)
女と男の名誉(85)
心みだれて(86)
イーストウィックの魔女たち(87)
ブロードキャスト・ニュース(87)
黄昏に燃えて(87)
バットマン(89)
黄昏のチャイナタウン(90)
お気にめすまま(92)
ア・フュー・グッドメン(92)
ホッファ(92)
ウルフ(94)
クロッシング・ガード(95)
マーズ・アタック!(96)
ブラッド&ワイン(96)
夕べの星(96)
恋愛小説家(97)
プレッジ(01)
くたばれ!ハリウッド(02)
アバウト・シュミット(02)
N.Y.式ハッピー・セラピー(03)
恋愛適齢期(03)
ディパーテッド(06)
最高の人生の見つけ方(08)
幸せの始まりは(10)