爆走!ヘルズ・エンジェルス

作品情報


爆走!ヘルズ・エンジェルス

原題:HELLS ANGELS ON WHEELS
監督: リチャード・ラッシュ
脚本: R・ライト・キャンベル
撮影: レスリー・コヴァックス
音楽: スチュー・フィリップス
上映時間 95分
1967年 アメリカ映画
出演: ジャック・ニコルソン、アダム・ロアーク、サブリナ・シャーフ、ジャナ・テイラー、リチャード・アンダース


『イージー・ライダー』が世に出る少し前に作られたバイカー・ムービー。この映画をご存知の方は、よほどのバイク好きかジャック・ニコルソン好きか・・・でしょうね(笑)。ヘルズ・エンジェルスは1948年に結成された実在のモーターサイクルクラブだそうです。現在も世界中に100を越える支部を持ち、数千人ものメンバーを有する、世界最大の武道派モーターサイクル・クラブ(ギャング)です。(DVD解説書から抜粋)私、バイクのバの字も知らないのですが、オープニングを飾るアメリカン・チョッパーの隊列には心浮き立つものを感じます。

映画はヘルズ・エンジェルスを題材に、その無軌道ぶりが描かれています。実際のところ、彼らはアメリカ国内で派手にトラブルを起こしていました。63年のカリフォルニアのボータヴィルの騒動は新聞を賑わした事件のひとつです。これはエンジェルスを核とする数百人ものバイカーと警察隊の応援によって終結した200人もの鎮圧隊とが衝突、乱闘になったものです。また、1969年にオルタモントで行なわれたローリング・ストーンズのコンサートでは、警備についていたエンジェルスのメンバーによる殺人事件がありました。映画には当のヘルズ・エンジェルスが多数出演しています。

我がジャックはヘルズ・エンジェル見習いとして登場。というのは、入団するには厳しい審査、実線が求められてたからです。見習い期間中ですから、人より目立ってリーダーの気を引かねばなりません(汗)。乱闘があれば積極的に参加し、殴る蹴るの大暴れ。バイクシーンも、ハンドルから手を離し立ち上がるなど、とってもアクロバティック.。バイクを駆る姿に惚れ直します♪「神様に仕えるよりも地獄の支配者になりたい」なんてバチ当たりなセリフも・・・汗。バイカーは60年代における時代のヒーローだったのでしょうね。だからね、今この手の映画を観てダサイなん言うことこそ、ダサイと私は思うのですよ。「時代の流行」と共に流行ったオートバイ映画。あの時代の社会的現象の説明素材として一見の価値ありだと思います


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作品INDEX】

リトル・ショップ・オブ・ホラーズ(60)
忍者と悪女(63)
古城の亡霊(63)
旋風の中に馬を進めろ(66)
銃撃(66)
爆走!ヘルズ・エンジェルス(67)
聖バレンタインの虐殺/マシンガン・シティ(67)
白昼の幻想(67)
ジャック・ニコルソンの嵐の青春(68)
イージー・ライダー(69)
晴れた日に永遠が見える(70)
ファイブ・イージー・ピーセス(70)
愛の狩人(71)
キング・オブ・マーヴィン・ガーデン(72)
さらば冬のかもめ(73)
チャイナタウン(74)
さすらいの二人(75)
Tommy/トミー(75)
おかしなレディ・キラー(75)
カッコーの巣の上で(75)
ミズーリ・ブレイク(76)
ラスト・タイクーン(76)
ゴーイング・サウス(78)
シャイニング(80)
郵便配達は二度ベルを鳴らす(81)
レッズ(81)
ボーダー(81)
愛と追憶の日々(83)
女と男の名誉(85)
心みだれて(86)
イーストウィックの魔女たち(87)
ブロードキャスト・ニュース(87)
黄昏に燃えて(87)
バットマン(89)
黄昏のチャイナタウン(90)
お気にめすまま(92)
ア・フュー・グッドメン(92)
ホッファ(92)
ウルフ(94)
クロッシング・ガード(95)
マーズ・アタック!(96)
ブラッド&ワイン(96)
恋愛小説家(97)
プレッジ(01)
くたばれ!ハリウッド(02)
アバウト・シュミット(02)
N.Y.式ハッピー・セラピー(03)
恋愛適齢期(03)
ディパーテッド(06)
最高の人生の見つけ方(08)
幸せの始まりは(10)