くたばれ!ハリウッド

作品情報


くたばれ!ハリウッドでのジャック・ニコルソン


原題:THE KID STAYS IN THE PICTURE
監督:レット・モーゲン、ナネット・バーンスタイン
製作:ブレット・モーゲン、ナネット・バーンスタイン、グレイドン・カーター
原作:ロバート・エヴァンス
脚色:ブレット・モーゲン
撮影:ジョン・ベイリー
音楽:ジェフ・ダンナ
編集:ジュン・ディアス
ナレーション:ロバート・エヴァンス
2002年/アメリカ映画
出演:ロバート・エヴァンス、ジャック・ニコルソン、ダスティン・ホフマン、フランシス・フォード・コッポラ、ロマン・ポランスキー

ハリウッドの剛腕プロデューサー、ロバート・エヴァンスの栄光と挫折の日々を綴ったドキュメンタリー映画。ジャック・ニコルソン主演のチャイナタウン黄昏のチャイナタウンのプロデューサーです。ジャックとは旧知の仲ということで冒頭とラストに、ジャックからエヴァンスへのメッセージカードが映し出されます。

映画はエヴァンスがハリウッドとかかわるようになったいきさつ、アリ・マッグローとの出会い、「ある愛の詩」が生まれた背景、「ローズマリーの赤ちゃん」の撮影裏話、「ゴッドファーザー」製作秘話などで構成されています。ハリウッドの内幕を覗けて、なかなか楽しいですよ(笑)。

本サイトはジャック・ニコルソンのファン・サイトですので、ここはひとつ「チャイナタウン」についてロバート・エヴァンスが語っていることを、ご紹介しましょう。

くたばれ!ハリウッドでのジャック・ニコルソン1

「チャイナタウン」は誰もが”ポランスキー”と言う。しかしあれは脚本家の作品でもあり、何よりもボブ・エヴァンスの「チャイナタウンなのだ。私は5年間、製作に関与したが、ポランスキーは9か月の間だけなのだから・・・・。

作品作りの発端は脚本家、ボブ・タウンとの食事だった。彼はLAの急成長をテーマに脚本を書いていて、近親相姦と水の話だと言った。1930年代のロサンゼルスを舞台に、二流の私立探偵が謎の女にカモにされる話を映画にするということで話がまとまった。主演はジャック・ニコルソン。彼にぴったしな役だ。ジャックに「タイトルは?」と聞かれたので「チャイナタウン」だと答えると「チャイナタウンが舞台なのか?」とさらに聞いてきた。「いや、チャイナタウンは主人公の精神状態だ」と言うと「なるほどね」と返してきた。半年後、タウンから第1稿が届いたが、題名さながら中身もまるで”中国語”のようで、誰一人として理解できる者はいなかった。理解はできないがタウンは優秀な脚本家だ。

映画は「第32回ゴールデングローブ賞」の作品賞の発表風景を映し出します。プレゼンターはカトリーヌ・ドヌーヴ。ドラマ部門でノミネートされている作品は「チャイナタウン」「カンバセーション・・・盗聴」「大地震」「ゴッドファーザーPARTU」「こわれゆく女」。この年は名作が揃っていますねぇ。どれが作品賞をとってもおかしくない。そんな中で最優秀作品賞に輝いたのが「チャイナタウン」でした。

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ジャック・ニコルソンの館

作品INDEX】

リトル・ショップ・オブ・ホラーズ(60)
忍者と悪女(63)
古城の亡霊(63)
旋風の中に馬を進めろ(66)
銃撃(66)
爆走!ヘルズ・エンジェルス(67)
聖バレンタインの虐殺/マシンガン・シティ(67)
白昼の幻想(67)
ジャック・ニコルソンの嵐の青春(68)
イージー・ライダー(69)
晴れた日に永遠が見える(70)
ファイブ・イージー・ピーセス(70)
キング・オブ・マーヴィン・ガーデンズ(72)
さらば冬のかもめ(73)
チャイナタウン(74)
さすらいの二人(75)
Tommy/トミー(75)
おかしなレディ・キラー(75)
カッコーの巣の上で(75)
ミズーリ・ブレイク(76)
ゴーイング・サウス(78)
シャイニング(80)
郵便配達は二度ベルを鳴らす(81)
レッズ(81)
ボーダーー(81)
愛と追憶の日々(83)
女と男の名誉(85)
心みだれて(86)
イーストウィックの魔女たち(87)
ブロードキャスト・ニュース(87)
黄昏に燃えて(87)
バットマン(89)
黄昏のチャイナタウン(90)
お気にめすまま(92)
ア・フュー・グッドメン(92)
ホッファ(92)
ウルフ(94)
クロッシング・ガード(95)
マーズ・アタック!(96)
ブラッド&ワイン(96)
恋愛小説家(97)
プレッジ(01)
くたばれ!ハリウッド(02)
アバウト・シュミット(02)
N.Y.式ハッピー・セラピー(03)
恋愛適齢期(03)
ディパーテッド(06)
最高の人生の見つけ方(08)
幸せの始まりは(10)