リトル・ショップ・オブ・ホラーズ

作品情報


リトル・ショップ・オブ・ホラーズでのジャック・ニコルソン

原題:The Little Shop of Horrors
製作:ロジャー・コーマン
監督:ロジャー・コーマン
脚本:チャールズ・B・グリフィス
撮影:アーチー・ダルゼル
美術:ダニエル・ハラー
音楽:フレッド・カッツ
1960年/アメリカ映画
出演:ジョナサン・ヘイズ / ジャッキー・ジョゼフ / メル・ウェルズ / ディック・ミラー / ジャック・ニコルソン

無名時代のジャック・ニコルソンがチラッと出演しています。サディスティックな歯医者の所へやって来る、マゾヒストの患者役です。この歯医者、痛みに耐えかねて診察室を飛び出した患者の背中に向かって「もっと泣き叫べばいい、いい気持ちだ〜」なんて言葉を投げつける人物。サディストの歯医者という発想がB級映画っぽくて笑えますよね〜。現実にこんな歯医者さんがいたら・・・・想像すると非常に恐いものがあります(汗)。待合室に置かれている雑誌が月刊「苦痛」(笑)。「その患者はすでに内臓がはみ出していた」と、声を出して記事を読んでいるジャックの嬉しそうな顔。職業が葬儀屋というのも合点がいきます。

治療してもらう前に「麻酔薬はいりません、感じたいから」とリクエストし、ドリルをあてられ歓喜の声をあげる。中断すると「どうしてやめちゃうんだ!」と抗議(笑)。歯を何本も抜いてもらい、大満足の表情を浮かべて歯医者さんを後にするのでした。

リトル・ショップ・オブ・ホラーズ

さてさて、映画は。
花屋の店員シーモアが拾って育てていた風変わりな植物が食肉植物、しかも人間の肉を食べて成長する植物だったことから起こる連続殺人事件を描いたものです。グロテスクな植物は鉄道警備員、歯医者、強盗、娼婦を丸呑みし、どんどんと大きくなります。終いには人の身の丈を超えるほどに成長し「腹がへった、メシをくれ〜」と人の言葉まで喋りだし・・・・。

とまぁ、きわもの映画であります(笑)。監督は低予算映画の神様ロジャー・コーマンですから、小道具の手首や足はチープで気持ち悪さはありません。ホラーというよりもブラック・ユーモアに分類できる映画でしょうね。本作をもとに1986年版「リトルショップ・オブ・ホラーズ」が作られています。


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作品INDEX】

リトル・ショップ・オブ・ホラーズ(60)
忍者と悪女(63)
古城の亡霊(63)
旋風の中に馬を進めろ(66)
銃撃(66)
爆走!ヘルズ・エンジェルス(67)
聖バレンタインの虐殺/マシンガン・シティ(67)
白昼の幻想(67)
ジャック・ニコルソンの嵐の青春(68)
イージー・ライダー(69)
晴れた日に永遠が見える(70)
ファイブ・イージー・ピーセス(70)
愛の狩人(71)
キング・オブ・マーヴィン・ガーデン(72)
さらば冬のかもめ(73)
チャイナタウン(74)
さすらいの二人(75)
Tommy/トミー(75)
おかしなレディ・キラー(75)
カッコーの巣の上で(75)
ミズーリ・ブレイク(76)
ラスト・タイクーン(76)
ゴーイング・サウス(78)
シャイニング(80)
郵便配達は二度ベルを鳴らす(81)
レッズ(81)
ボーダー(81)
愛と追憶の日々(83)
女と男の名誉(85)
心みだれて(86)
イーストウィックの魔女たち(87)
ブロードキャスト・ニュース(87)
黄昏に燃えて(87)
バットマン(89)
黄昏のチャイナタウン(90)
お気にめすまま(92)
ア・フュー・グッドメン(92)
ホッファ(92)
ウルフ(94)
クロッシング・ガード(95)
マーズ・アタック!(96)
ブラッド&ワイン(96)
夕べの星(96)
恋愛小説家(97)
プレッジ(01)
くたばれ!ハリウッド(02)
アバウト・シュミット(02)
N.Y.式ハッピー・セラピー(03)
恋愛適齢期(03)
ディパーテッド(06)
最高の人生の見つけ方(08)
幸せの始まりは(10)