ジャック・ニコルソンジャック・ニコルソン縁の人

カッコーの巣の上で

黄昏に燃えて

ヘクトール・バベンコ

1946年2月7日、アルゼンチン・ブエノスアイレス出身。映画好きの少年だった彼はフランスのヌーベル・バーグやイタリアのネオ・リオリズムの作品に強い影響を受ける。成長すると、故郷を離れて6年間に渡って西欧中を旅したばかりでなく、北アフリカやプエルトリコにまで足を伸ばし、最後にはスペインでマカロニ・ウエスタンの仕事をした。
その後、ブラジルに移住し、4年間かかって処女作「夜の帝王」を作成。 2作目の「傷だらけの生涯」は警察の横暴を描いた事実に基づいたストーリーで、78年、ブラジルで興行収入3位を記録するヒット作となったが、バベンコ自身が脅迫を受けたり自宅がマシンガンで襲われる程の物議をかもした。ブラジルの街に生きる孤児たちを強烈に描いた第三作目の「ピショット」はニューヨークとロサンゼルスの批評家協会から最優秀外国映画賞を受賞した。そして85年、「蜘蛛女のキス」で主演のウィリアム・ハートにオスカーをもたらしたばかりでなく、自らもアカデミー賞監督賞にノミネートされている。ジャック・ニコルソンとは「黄昏に燃えて」で組む。


フィルモグラフィー
カランジル(2003)監督
黄昏に燃えて(1987)監督、ジャック・ニコルソン出演
蜘蛛女のキス(1985)監督
ピショット(1980)監督
傷だらけの生涯(1977 )監督


ジャック・ニコルソンの館

シャイニング

イージー・ライダー