ここでは 最近楽しんでいるソフトを紹介します

もちろん音楽として楽しめて、録音も良いソフトの紹介です

ロッシーニ 弦楽ソナタ (オリジナル編成版:全6曲)
アッカルド(Vn) カニーノ(Pf) PHCP-20357-8(2CD)
ロッシーニと言えばオペラ、例の歌いまわしと加速度を強調するかのようなピッコロ。ああ楽しい。同時代とは言えベートーヴェンとロッシーニでは手塚治虫と赤塚不二夫ぐらいの違いがあり、僕は両方好きなわけです。しかし、弦楽ソナタは全然知らなくて、2000年4月にダイナミック・オーディオの厚木さんが僕のスタジオに来た時、「持ってきたソフトかけてもいい?」と言ってきいていたソフトの中の一枚だった。
ショパン ピアノ協奏曲 第一番 第二番
クリスティアン・ツィマーマン(ピアノ&指揮)
ポーランド祝祭管弦楽団 POCG-10245-6
近頃巷で評判のCDだが、本当にすごい。ショパンのピアノ協奏曲って、特に好きという事もなかったのだが、このCDだけは「生演奏をきいているかのような錯覚」に陥るので、大変楽しめる。第二番第三楽章のピチカート部分の音の立ち方には恐れ入った。
☆ 偶然だが、このCDは国内版と輸入盤の両方を買った。きき比べるとかなり音が違う。オーディオに凝っている人のあいだでは「国内版より輸入盤の方が音が良い」というのが定説になっているので、スタジオを訪れた人にきき比べてもらった。音だけをきいてもらい「どちらが良いか」と質問したとこころ、ほとんどの人が国内版の方が良いと答えた。簡単に言うと国内版の方がやわらかい音質だ。値段は600円ほど高いのだが、僕も自分の装置できくなら国内版を選ぶ。
ロバート・ワイアット シュリープ  VACK-1132
もう二年以上前から持っているCDだが、最近プリアンプを買い替えて「なるほど、こういう事をやっていたのか」と再認識した。ロバート・ワイアットはブリティッシュ・ロックの人という事になっているのだが、やっているのは音楽のコラージュで、ここからはジャズよりもジャズを感じる。
デーモン&ナオミ プレイバック・シンガーズ VACK-1142
なんだかわからないけど良い。これももう随分長い間きいているけど、このCDをかけると時間がゆったりとして心地よい。
                           2000年4月
秋葉原の「リバティ」3階にて280円〜580円(殆ど380円)で購入したLPです
盤質は超Aクラスが多かった。半分ぐらいは昔持っていた。

フィービ・スノウのセカンドアルバム「SECOND CHILDHOOD」(邦題は「夜の調べ」、なんで?)は、探していたLPだったから、見つけたときは「やった」と思った。これは25年前に僕が初めて買った輸入盤で、ものすごくソリがあって、最内周の曲しかきけなかった。だが、僕はその最後の一曲が大好きだった。それは「ニューヨーク行きの船が出る」という曲で、「オーケストラバックのなんてカッコいいジャズボーカル」と思っていた。それから15年後、オペラを楽しむようになって、「ポーギーとベス」に出会ったら、この曲が出てきてたまげた。しかも、麻薬密売人(もちろん男)が女性を誘う歌だったのでさらに驚いた(輸入盤だったから歌詞カードその他、解説がなくてわかってなかった)。30代から40代は若い頃の断片的な知識や体験があれこれリンクする。

高中正義の「JOLLY JIVE」もかつてよくきいた。その後、SISの角さんが、KITY時代に録音したLPだという事が判明したので買った。いつだったか「100円で売ってた」って言ったら「えー」って悲しそうだった。僕が買ったのは380円でした。B面の1曲目がロッド・スチュアートみたいで笑える。

キース・ジャレットの「宝島」という曲のイントロがあまりにきれいなので、またききたいと思っていた。

アコースティック・クラブの「アクア・スケープ」このCDはずっときいている。LPがあったなんて知らなかった。280円。

ズービン・メータの「惑星」。キング スーパーアナログ重量盤だったら高いねきっと。

一年に一回ぐらい上田正樹「悲しい色やね」がききたくなる。あとは「ルビーの指輪」とかかね。

ナイロンズ レンタルレコードだったらしいのだが、超きれい。誰も借りなかったに違いない。山下達郎のアカペラとどっちがいいかな。

僕はアン・ルイスが好き。ジャケットのモノクロ写真もすごくきれい。

エルビス・コステロ 「悲しき願い」が入ってるので買った。

2000.7.5

シカゴからやってきたLP

シカゴの川崎さんに「中古LPがそんなに安いのなら、僕にも買っておいて下さい」とお願いしておいたら、彼は「お安いご用だ」と言って何十枚か買ってくれた。その一部を帰国したTATUYAさんがStudioK'sに来たときに持ってきてくれた。

TATUYAさんは日本からムラジカオリのLPなどを川崎さんの分も買って持って帰るらしく、「運び屋ですね」と言って笑った。

僕にとっての80年代ロックは小林克也のTV番組で見ていた印象しかないのだが、スタジオに写真のプリントをしに来ている人がこのLPを見て、「全部うたえる」とか、「来日公演に行った」とか、「追っかけをしていた」とか言って懐かしがっていた。そういうわけで、遅ればせながら一枚一枚楽しんでいる。


左は最近購入した、ガル・コスタのCDそして右側がカエターノ・ヴェローゾのライブ、両方ともすごく良い。

カエターノのライブは音質なんか大した事はないんだけど、雰囲気がすごく良い。やっぱり良いオーディエンスが存在しなければ発展は頭打ちだ。それは音楽もオーディオも写真も、みんな同じだろう。そう、HomePageもね。