楽しく便利な自転車通勤 & 散歩+買い物+健康+寄せる年波のページ

 

2000.8/14 千駄木の日本医大横の交差点を通過中、突然ハンドルがもぎれて転倒した。幸い信号で止まっていて、走り出した時だったので怪我は右手人差し指の皮が剥けただけで済んだ。ほんの5分ほど前には田端の坂道を時速40km以上で走っていたので、もしあそこで折れていたら最低鎖骨骨折、自動車とからんだり、打ち所が悪ければ、天国へ行っていたかも知れなかった。我ながら悪運が強い。この自転車は18年乗ってきた。そしてこの3年間の通勤だけで12.000km以上走っているので、色々な箇所が疲労してきているのだろう。とにかく通勤にはもう1台のロードレーサーを使うとして、Fフォークを作ってもらわなければならない。

ペダルのベアリング交換のため、アマンダに行ったらこんな物があったので、購入して使ってみている

汗とおる君 という物で、1480円+送料だそうだ

購入したのは11月だけど、天気の良い日の昼間は背中に汗をかくので、これをつけていると快適だ

夏だったらもっと快適さを実感できるかも知れない

http://www.alles.or.jp/~hagaken/

e-mail : hagaken@alles.or.jp


尾久の自宅からStudioK'sまでは、尾久-西日暮里-谷中-池之端-湯島というルートで約7.3kmあり、時間は約25分ほどで着く。帰りは湯島-東大前-駒込病院前-田端-尾久というルートで、約6.5kmを19分ぐらいで走っている。天気が良ければ通勤だけで合計13.8kmを月に平均22回ほど走っているので、基本的な走行距離が約300km。自宅から銀座まで、あるいは四谷まで自転車に乗って行こうとは思わないのだが、お茶の水からなら銀座も四谷も自転車で行く気になる範囲だから、通勤以外にもけっこう自転車に乗って出かけるし、日曜日の朝は時々皇居のまわりを走っているので、多い月は400kmほど自転車に乗っている。年間の総走行距離は上の写真の通り4101.5kmだった(98.8〜99.8)。通勤は97年8月からなので、すでにこの2倍の8000km以上走った事になる。

その結果、1)時間がかからず、2)金もかからず、3)スキーに行っても疲れなくなり、4)靴が減らなくなった(タイヤ代とブレーキシュー交換は一年に約3000円かな)。

スタジオから電車で帰る場合、乗り換えが面倒なので秋葉原まで歩いて行くのだが、秋葉原で10分も電車を待っていたりすると、自転車ならほとんど帰り着いている事になる。だからやっぱり自転車通勤はやめられない。

☆このところ歩く事を怠っていたと反省して、スニーカーを一年に一足くらい履き潰す程度は歩く事にした。それから、通勤用としてはちょっと前傾がきついポジションなので、もう少し上半身を立てたフォームで乗れるようにハンドル位置を変更してもらった(上の写真)。削り出したアルミを接着してもらい、下の「写真C」と比べて約30mmハンドルを高くセット出来るようになった。ちょっと前の雨の日に、片手に傘のおじさん自転車が「アレー!!止まらない」って感じで僕の後輪にぶつかった。おじさんは「ごめんねー」て言って去ったが、走ってみると後輪はグニャグニャになっていた。今は目一杯スポークの張りで調整して乗っているが、矯正も我慢も限度ってものがあるので、約6500km乗ったタイヤが(一度前後を入替済み)完全にダメになるころに、リムを交換しようと思っている。

街を自転車で走っていると、危険な目にもあう

街の中を走ると自転車はとても危険だ。スピードが出る割にブレーキがきかないし(エンジンブレーキがないからね)、クルマもバイクも歩行者もけっこう横暴だ。僕は自動車にも乗るし、バイクも乗るから、一応色んな立場は理解してるつもりだが、自転車だとあれこれ腹の立つ事もある。例えば狭い道路に駐車してる自動車がいて、そこへ対向車(自動車)が来たとする。すれ違えないし、ぶつけられるのはイヤだから止まってあげるのだが、ほとんどの場合対向車のドライバーは「当然」って顔をしている。こちらがクルマとかバイクだったら一応手をあげたり、「ピッ」とホーンを鳴らして一応感謝を表現される事が多いのだが、自転車だとほとんど無視だ。僕の方は、クルマにブレーキを踏んでもらった時は手を上げて軽く会釈する事にしている。

自転車を歩道に追いやったのは警察だが、どう考えてもあれは正しいとは思えない。自転車は「歩行者に迷惑をかけずに歩道を走っても良い」けど、基本的には車道を走るべきだと思う。そしてクルマは自転車に対して無闇にクラクションを鳴らすべきではない。ガソリンで動いているクルマやバイクが、排気ガスを出さずに走っている自転車を邪魔者扱いして、クラクションを鳴らすなんていけない。自転車が歩道を走る時は、道具を使わずに移動している歩行者にベルをリンリンするのはいけない、どうしても先に行きたい時は「すみませんが、ちょっと通して下さい」って声を出してお願いするのが正しい。

2年も同じコースを走っていると、ここでブレーキをかけて、このカーブミラーで確認して、この道は一方通行だから前方だけ注意してればオーケーとか、走り方が決まってくる。また、危ない場所も見えてくる。谷中からの細い下り坂なんかはわかりやすいのだが、もう少し意外な所で危ない所が何カ所かある。例えば帰り道、本郷通りの歩道を走っていくと、本郷三丁目の交差点の先に東大の小さな出口(学士会分室口)があるのだが、東大の中からけっこうな頻度で自転車やスクーターが飛び出して来る。Vブレーキじゃなかったら3回はぶつかっていただろう。こちらはタイヤをロックさせてやっと止まるのだが、出てきた方はまるでわかっていない。いっそのことぶつかってしまった方が良い体験をさせてあげられるのではと思ってしまう。

 僕の通勤用自転車

もし事故でこの愛車が潰れてしまっても、やっぱり似たような自転車を作って乗るだろう。アップハンドルで、タイヤは700cの32cか28cで、ラムゼイペダルを使うからフレームはそれ専用に作ってもらうぐらいかな。通勤用だと9段はいらなくて8段で充分だ。2年間ほとんど毎日乗って不要な物は外してしまったし、もうこれ以上どこもいじる箇所がない。

:1982年にアマンダスポーツで作ってもらったスポルティフ(?)、クロモリのセミオーダーでフレームは当時39.800円だった。最初はチューブラー+ドロップバー+泥除付きで、東京-日本海も二回行ったし、部品もカンパやらシマノやらあれこれ付け替えた。現在は700c+32cのタイヤ、フラットバーにVブレーキ(やたらきくからLXで充分)、ラムゼイペダル付きで、チェーンホィールは42T(レーシングオーバルギアでシングル)に13×14×15×16×17×18×19×21の8sギアで、普通は42×16か17で走っている。シマノのHGは新品だとスルスルとチェンジするが、約1500kmぐらいであのスムーズさは無くなる。サドルは旧ロールスが一番!。

:ラムゼイペダルは通勤用として非常に優れいている。クランク長が30mmも伸びるから重いギアを踏める。急加速や急勾配には不向きだが、平地やダラダラ上りや向かい風には威力を発揮する。足が固定されていないので街乗りで大変安全だし、信号の度にクリップを拾う手間もないし、怠惰に踵でペダリングする事も出来る。立ちこぎよりも、「少し後ろに座って前方に蹴る」ようなペダリングをすると力が入る。僕はペダルが地面に当たるのを嫌って、35mmほど上にBBを増設してもらった。そんなわけで、もう1台あるロードレーサーと同じ色に塗り替えてしまった。

:ハンドルにはNITTOの「とまりぎくん」が付けてある。ここを持って走る事もあるけど、フロントキャリアとしての使用の方が多い。脱いだウインドブレーカーをはさんだり、秋葉原で買った電子レンジをハンドルの上に乗せて運んだ事もある。一応「とまりぎくん」使用時もFブレーキはかけられるようになっていて、実はこれのおかげで一度助かった。でも、町中でここを持って走るのは危険が多いので、ブレーキは外し、絶対安全という場所以外はハンドルを握って走る事にした。

:ワイヤー式の錠で日常的な使用には大変便利が、少々ごつくて重いのが難点だ。ここは日本だからもう少し細いワイヤーと華奢なロック装置でも良いのではないだろうか。この位置に直付けだったらすごくスッキリするだろうな。


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 Studio K's 山本耕司