仏事の心得
 いざという時のために仏事の心得を紹介します。

仏事の心得(葬儀編)

この世に生まれた限り決して避けることが出来ないもの。それが「死」です。
もし、最愛の人が突然の死により、私たちと永遠の別れを余儀なくされた時、私たちは平常心でいられるでしょうか。たぶん気持ちが動転してしまい、俗説に惑わされたり、虚飾に流されたりといったことが起こりうるのではないでしょうか。
そこで、身内の臨終に直面した時、どのように対処したらよいかを考えてみました。

一、各方面への連絡
  @お寺への連絡(浄照寺044-855-2780)
    亡くなった方の氏名・年齢・死亡日時・喪主との続柄などを知らせ、同時に通夜・葬式の日取り・場所・などについて相談します。
  A諸方への連絡
    親戚・知人・勤め先・近所の人などに連絡します。
  B葬儀社への連絡
    葬儀社には自分の宗旨が、浄土真宗本願寺派であることを伝え、遺族の希望を述べて、充分に相談して事を決めましょう。もし、葬儀社の心当たりがなければお寺にご相談ください。良心的な業者をお世話いたします。川崎市民であれば、利用しやすい規格と料金の葬祭(祭壇飾付一式)を、市の指定を受けた葬祭業者が直接行う市民葬儀制度を利用できます。

二、死亡届
 亡くなった場所、又は、現住所の役所へ医師の死亡診断書を持って死亡届を出しますが、家族で出来ない場合には葬儀社に代行してもらいます。

三、喪主の決定
 喪主は遺族の代表者ですから皆で決めますが、跡継ぎの方、又は配偶者がなるのが通例です。

四、役割の決定
 葬式をサポートする世話人の主な役割は、会場・進行・会計・受付・接待・自動車手配・台所係等がありますが、役割によっては葬儀社の社員が手伝ってくれる場合があります。

五、臨終勤行
 一般に枕経と言っています。故人に向かってお経をあげるのではなく、故人が人生の最後に仏様にお詣りするのが本義であって、出来ない故人にかわって喪主がお勤めするのですが、喪主が出来ない場合は住職が代わってお勤めします。

六、通夜
 通夜は故人と縁のあった方々が荼毘に付す前の一晩を、故人と夜を通して過ごすところから、通夜といいます。通夜のお勤めは、一同が故人と一緒に夕べのお勤めをする形でありますので、皆さんも一緒にお勤めしましょう。通夜には、地味な服装でも良いのですが、出来れば喪服を着用します。数珠も忘れてはいけません。焼香の案内がありましたら、喪主より順に速やかにお焼香いたしましょう。浄土真宗本願寺派の焼香の仕方は、一回焼香です。また、お香を頭まで持ち上げることもいたしません。線香も立てることはいたしません。

七、葬式
 葬式は故人の亡骸との最後のお別れの儀式であります。特に厳粛な気持ちでつとめましょう。式次第については、住職と相談し、弔辞・弔電のある場合は、その時期や方法について必ず打ち合わせいたしましょう。合掌・礼拝は住職に合わせます。お焼香の合図かありましたら、喪主より順次お焼香いたします。お焼香の仕方は、通夜と一緒です。

八、会葬の御礼
 火葬場への出発前に、参列者に喪主あるいは親族代表が簡潔に挨拶します。

九、火葬をすませて
 遺骨をもって帰宅したら、ご遺骨・遺影・白木の位牌は葬儀社で用意された中陰壇(葬儀社で用意された飾り棚)に安置します。中陰壇を置く場所は、お仏壇の横が適していますが、お仏壇が無い場合は家の上座にあたる場所が良いでしょう。最近は、四十九日まで中陰壇のまま自宅に安置しておくのが一般的になってきました。供物としては、お花(本来は樒)や果物がよろしいでしょう。

十、納骨
 土地の風習によっても違いますが、最近は四十九日に納骨するのが一般的になってきました。お墓が無い場合は、ご自宅に置いておかれても結構です。川崎市在住の方でしたら、市営納骨堂(緑ケ丘霊堂)がおすすめです。費用も驚くほど安く、遺骨と対面はできませんが、いつでもお詣りできます。また、収めたお骨は返ってきませんが、宗祖親鸞聖人の墓所がある京都の大谷本廟に納めることもできます。手続きは浄照寺まで。


仏事の心得(法事編)

一、法事の意義
    故人の命日を縁として、その縁者が一堂に相集い、仏前にて経典を読み頂くということは、故人そして参会者にとりましてもとても有意義なことであります。参会者はふだん疎遠であった遠くの兄弟や親戚と久し振りに顔をあわせて、心温まる一族の交流を深めることが出来ます。また、今は亡き人への思いを通してご仏前にて手を合わせれば、日頃のあくせくした生活から開放されて、なんともいえない穏やかな心もちに変化していることに気づくでしょう。しかし、単に懐古的感傷の中にとどまることなく、そこから正しい教えに導かれていくことが大切であります。お経は、お釈迦様が一切の生きる人々に向かって説かれた素晴らしい教えであります。そこにはいのち輝くための智慧が満ち満ちています。まずは人生の無常を教えてくださった故人に感謝し、今日ある自分を省みて、仏の教えを自分自身の身に頂くことでありましょう。

二、法事への準備
  @日時・・・浄土真宗は大安や友引などの日を避けたり選んだりいたしません。そもそもが中国の占いから出たものですから仏教とは関係なく、まったくの迷信です。法事は命日につとめるのが本義ですが、どうしても都合の悪いときは、その前後の適当な日につとめましょう。法事は早くつとめても、延ばすものではないといいますが、仏様に対してのことですから仏事ナマーの観点からのことです。もし日を変えてつとめる場合は、家族だけでも命日にお参りしたいものです。
 日時の決定は、まずお寺の都合をお聞きください。特に日曜の午前中などは重なることが多いのでなるべく早くお寺の都合を確認しておきましょう。
  A会場・・・自宅・お寺あるいは墓前でつとめます。自宅でつとめる場合は、お仏壇があることが前提ですが、満中陰(四十九日)法要の時などでまだお仏壇が無い場合は中陰壇(葬儀後の遺骨を安置する飾り棚)の前で読経します。お寺でつとめる場合は、案内を出す場合に行き方や略図を入れなければなりません。墓前の場合は天候が気になるところですが、墓地に会館があれば利用する方法もあります。
  B案内・・・日時・会場が決定したら、早いうちに参会者に案内を出します。服装の指定やお斎(法事後の会食)の有無もあるとよいでしょう。
  C布施・・・お布施は人間の執着心から離れるための行です。金額にこだわる事無く、自分に納得がいくように包めばよいと思います。お布施は読経の代金ではありませんので、包みには「御経料」とは書かず、「御布施」と書きます。
  D供物・・・お供えはお花や果物・菓子類などです。なまぐさ物はふさわしくありません。
  Eお斎・・・法事後の会食を「お斎(とき)」といいます。お斎をなさる場合は、時間・場所を案内に明記しておくと良いでしょう。住職にも同席を希望する場合は、無駄になるともったいないので事前に都合を確認しておかねばなりません。
  Fその他・・・もし、満中陰(四十九日)法要等までに新しくお仏壇を揃えたいと思うならば、仏壇屋さんには浄土真宗本願寺派と伝えましょう。仏壇が決まったら御本尊をお迎えします。浄土真宗の御本尊は、阿弥陀如来像の掛け軸です。ご本山からお受けいたしましょう。関東では築地本願寺で授かることが出来ます。御本尊とお仏壇には大きさの相関関係がありますのでお仏壇の大きさを確認してください。大きさは「二十代」「三十代」というように「代」という単位で表します。

三、当日の心得
  @時間・・・お寺でつとめる場合は、施主は少し早めに到着してご案内した参会者をお迎えします。また、自宅でつとめられる場合もあわてないように十分時間には余裕を持って準備いたしましょう。
  A服装・・・法事には喪服を切る必要はありません。例えば、男性の場合、洋服なら黒かグレー系統の無地又は縞の背広程度にします。女性ならば地味な感じのスーツかワンピースがよいでしょう。持ち物としては数珠は必ず身に付けておきましょう。さらに、門徒式章をお持ちの方は、これをかけてお参りします。

四、読経中の心得
  読経中の私語は慎みましょう。読経中は、敬虔な気持ちで対したいものです。法事開始直後に合掌・礼拝をいたしますので、住職に合わせて行ないましょう。合掌・礼拝中は、お念仏をいただきます。口に「南無阿弥陀仏(ナマンダブツ)」と称えます。あくまでも自然な感じでいただきましょう。

五、焼香
  焼香の案内がありましたら、施主より順に速やかに焼香してください。浄土真宗本願寺派の焼香の仕方は、一回焼香です。また、お香を頭まで持ち上げることもいたしません。大切なことは、焼香の際もお念仏をいただくことであります。参会者各自がそれぞれお念仏を口にいただくことが出来ればなによりも立派な法事になるでしょう。


よくある質問

Q,お布施の相場を教えて下さい。
A,お布施は、労働に対する対価ではありません。仏法の護持発展のために自ら喜んで差し出す懇念です。したがって、相場は存在しません。また、金額を提示するとそれはお布施ではなくなってしまうのです。

Q,仏事に着用する服装はどのようなものがいいでしょうか。
A,一般的には、通夜・葬儀は喪服で、法事は地味目の平服(スーツ、ワンピース等)でよろしいと思いますが、参会者が主催者より丁寧な格好では気まずいので、主催者に確認したほうが無難でしょうか。


近くの料理屋

 とうふ屋うかい鷺沼店
浄照寺から一番近い豆腐料理屋さん。個室はゆったりとした掘りゴタツ式。大部屋では、祝事・法事等幅広くご利用頂けます。

 しゃぶしゃぶ木曽路宮前平店
日本料理としゃぶしゃぶ、すきやきの専門店。マイクロバスの送迎あり。

 鷺沼商店会加盟飲食店
鷺沼商店会の加盟店リストです。近くて便利。

 春夏秋冬
仕出し料理屋さんですが、津田山に法事が出来るお店もあります。

 いい島
東京都狛江市の仕出し料理屋さんです。03-3430-6555。